くるくるプラザ94号
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プラスチック製品の削減が進められています。地球上のごみの量を減らすだけでなく、環境汚染を防いだり、マイクロプラスチックによる生きものの被害を減らしたりなど、どれも環境を守るという共通の目的がありますね。そこで各企業・自治体等がプラスチックに代わる新たな材料を使った製品を作っているようで、いろんなところで見かけるようになりました。今回はその中からいくつかご紹介したいと思います! 世界的なコーヒーチェーン店が紙製のストローを提供しているのは有名ですが、木製の食器類も増加中です。マドラーはじめ、飛行機の機内食で使うナイフやフォークも木製を見かけます。割り箸でも、間伐材や計画的に植林したものなど、より環境に配慮したものが増えましたね。 くるくるプラザでも昨年の設立30周年記念のロゴがついたものが配布されているほか、別の自治体で配られているものには「使用後は紙としてリサイクルして」と書かれていました。 紙製なので使うたび、しわがより多くできてしまうのはたまにきずですが、丈夫な紙なので、従来のプラスチックのものと同様いろいろなものをとじこむことができ、さほど違和感はない印象です。 ごみを減らし、かつ環境を守るための最も身近な解決策でもあるプラスチックの削減。こうした代替品を積極的に使うことで、わたしたちでも簡単に実行できそうですね。さっそく始めてみませんか? 特集4.5pを参考にしてね 参考:「SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題① 見すごせない! 海洋プラスチック問題」井田仁康総合監修 童心社 ・お米で作られた歯ブラシ 「プラスチック資源循環促進法」の一環で、宿泊施設でも客室のプラスチック製品のアメニティグッズを減らしたりなくしたりする取り組みを行っています。 あるホテルに泊まった時は、持ち手部分の材料に非食用米※を混ぜた歯ブラシが用意されていました。歯ブラシを使う際には水も使うので紙製だと難しそうですが、そこでお米を使うというのは斬新に映りましたね。 ※非食用米(事故米穀)…保管中にカビが生えたり基準値以上の農薬が残留したりするなどの理由で、食用にできなくなったお米のこと 木を使ったものはかなり普及しました 紙製ファイルです プラスチック代替製品いろいろ バイオマス製品のパッケージもおしゃれです 3 ・木のマドラーに、ナイフやフォーク ・紙製のファイルもありました ほかにもプラスチック代わりの材料でできた製品があるのかな、いや、もうさすがに出そろったかと思っていたところ、こんなものを見つけました。書類整理によく使うクリアファイルですが、プラスチック製ではなく、紙で作られたものがあるのです。 エコに恋して

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