情報紙85号
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DHA・EPAを上手にとるには? ぶり・ フォアグラと言われています。 12月(師走)が 一番おいしい魚なので、 「魚」へんに「師」で「鰤血合いには肝機能の改善にすぐれた、タウリンを 多く含みます。ブリのあらを使ったブリ大根は、 煮汁に溶け出したブリの栄養素やうま味、 コラーゲンが大根にしみこみ無駄なく食べる 」と書きます。 ことができる調理方法です。 べ物のとれる所から、食べる所までの距離で表したものです。トラックや船、飛行機などの輸送に伴うCО₂排出量はその距離が長いほど高くなります。日本は食料の60%を輸入に頼っているためフードマイレージがとても高い国となっています。 健康診断で栄養士さんから「アブラ(脂質)」の話を聞く機会がありました。アブラというと成人病のもとのように思われがちですが、全くとらないと血管がもろくなったり、肌が荒れたり、トラブルをおこしてしまうそうです。 「オメガ3系脂肪酸」というアブラが体によく、毎日、魚の切り身を一切れ食べれば必要な量をとることができる、とのことでした。オメガ3系脂肪酸って何?魚を毎日食べるのは難しいのでは?疑問に思ったことを調べてみました。 アブラには、常温で液体の「油」と、固体の「脂」があり、オメガ3系脂肪酸は「油」の中の多価不飽和脂肪酸に属します。オメガ3系脂肪酸のDHA・EPAは脂肪の多い魚に、α-リノレン酸はえごま油、亜麻仁油などに多く含まれています。アレルギーを抑えたり、免疫機能を高めたり、体内の様々な機能にとって重要な働きをします。 魚を刺身で食べるのが一番効率のよい食べ方です。加熱する時は煮汁に溶け出した栄養をうまみとして利用しましょう。缶詰の汁にも栄養があるので捨てずに使えるといいですね。 1日に必要な量は1~1.5gで、ブリ刺身なら4~5切れ、焼いたサンマ1尾、サバ水煮缶半分、魚肉ソーセージ1本などでとることができます。さつま揚げ、つみれなどにも多く含まれています。 冬においしい魚、お手軽な調理法をご紹介します。 ヒレも皮も、エラもキモも、胃袋も卵巣も、 もちろん身もおいしく食べられ、ほとんど捨てるところがない、と言われています。体重の1/3がキモ。栄養価が高く、DHAも多く含み、鉄分、 亜鉛、銅、ビタミンA、E、Dが豊富。海の 毎日、オメガ3系脂肪酸をとるために、魚を一切れ食べるのは少し難しいかもしれませんが、練り物、魚肉ソーセージ、缶詰をうまく利用したら実現できそうな気がします。免疫力を高め元気に冬を乗り切りたいです。日本の近海でとれる魚なら、フードマイレージも低くてエコですね。 頭の上にイリシウムという誘引突起があり、魚を寄せつけ大きな口で飲み込む。 フードマイレージとは? 食品が環境へかける負荷を、食成長にともない名前が変わる。地方によって呼び名が違う。関西では、ツバス→ハマチ →メジロ→ブリ 参考:「築地魚河岸仲卸直伝 おいしい魚の目利きと食べ方」生田與克 PHP研究所 「生の魚じゃ、こうはいかにゃいシリーズ②鮭KAN」山田かおり編集 オレンジページ マルハニチロHP、ニッスイHP、学研キッズネット 6 オメガ3系脂肪酸とは? アンコウ 健康とエコ 魚を食べよう

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