83号
3/8

発泡スチロールはほとんど空気 いろいろな品物にプラスチック 循環型の素材や、植物生まれといった環境にやさしい素材でできたものを使って、できるだけ地球環境に負担はかけたくないと日ごろ思っています。そうすると石油からできているプラスチック製品は、自然に帰らないから使わないほうがいい、…と思っていたら、最近では、環境にやさしいものがあるそうなんです。今回はそんな「エコじゃなさそうでエコなもの」を取りあげてみたいと思います! いろいろな品物の原料になっているプラスチック。これは化石燃料のひとつである石油が原料で、燃やせばCO2が増えるし使うたび資源がなくなるから、あんまり地球にはやさしくないね、…と思い込んでいました。 でも中には、植物生まれのバイオマスプラスチックや、水とCO2などに分解される生分解性プラスチックがあって、食器や衣服などに使われています。コストなどの課題があるかもしれませんが、どんどん広まってほしいですね。 ところで、上でプラスチックはいろいろな品物の原料になっていると書きましたが、そのひとつにレジ袋があります。大量に出回ったりして他のプラ製品と同じく地球にやさしくないということで、スーパーでは無料配布をやめるようになってきましたね。 ただ、その代替品として使われているエコバッグも、景品などでもらえるせいか今や大量に出回っていて、ちょっと本末転倒ではという印象も…。ぼくは前からレジ袋そのものをリユースしていたのですが、最近はメーカーでもレジ袋を集めてリサイクルする取り組みがあるみたいです。 環境によくなさそうなものも、じつは環境に配慮されていて、それが実際に使われていることを知り、安心しました。と同時に、使えるものは何度も使うというエコの基本もサボらず続けていきたいと思っています。 石油製品の中で、家電の緩衝材や食べものの保存容器などで使われている発泡スチロール。原料のポリスチレンを膨らませて作っているので、98%が空気でできています。ぼくは石油をたくさん使っているものと勘違いしていました…。断熱材として使えばエアコン使用量が減ってCO2削減につながるし、燃やしてもダイオキシンが発生しないそうです。 プラスチック 発泡スチロール 3 エコに恋して

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る