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ニュースでも話題!外食企業はこんな発表をしたよ! 原因は「プラごみ」による深刻な海洋汚染! ストローはこれからどうなるの!? < 参考文献:「月刊ジュニアエラ2018年10月号」朝日新聞出版 「エコ活プラス」朝日新聞2018年9月25日(火)夕刊 イギリスとアイルランドの全店舗で2019年の終わりまでに紙ストローに切り替え。 2018年中に店内ドリンクバーのプラ製ストローを廃止し、原則グラスでのみの提供へ。 世界経済フォーラムの報告によると、今後適切な対策が取られないと、海洋のプラごみは2050年までに海の魚の総重量を超えるのでは!?という試算もされています! 今年、国内外多くの外食企業がプラ製(プラスチック製)ストローの使用を止めると宣言しました。 急速に広がる「プラ製ストローの規制」の話題に、今いったい何が起きているの!? 2020年までに全世界の店舗で使い捨てのプラ製ストローを廃止。紙製のストローや、ストローなしで飲める蓋に。 海に流れ着いた、ストローを含む「プラごみ(プラスチックごみ)」は、自然分解されることなく海洋に漂い続けます。多くの海に住む生き物がそれをのみ込み命を落としています。 そして「プラごみ」は、太陽からの紫外線や波のちからで時間をかけて細かく砕け、5ミリ以下の「マイクロプラスチック」になります。それは海中の有害物質を吸着しやすく、餌と間違えてのみ込んだ魚や貝を、私たち人間が食べることにもなります。「プラごみ」による海洋汚染は、海に住む生き物だけではなく人間への影響も懸念されています。 便利なストローは小さなこどもやお年寄りなど、うまく飲み物を飲み込めない人たちにも重宝されています。 そんなストローが、これからどうなってゆくのか…。外食以外の企業でも、プラ製ストローに代わるさまざまな製品が考えられています。食べられるパスタストロー、自然分解される紙や竹製ストロー、何度も洗って使える金属製ストローなどなど、アイデアはつきません。自分でもオリジナルのストローを考えてみるのも楽しいですよね。もっとも、ストローを使わず、グラスのみで飲み物を飲むのが一番手っ取り早いのですが…。 そして、このプラ製ストローの話題をきっかけに今一度、身の回りの使い捨てプラスチックにどんなものがあるのか、目を向けてみる良い機会なのかもしれませんね。 今ではそのほとんどがプラスチック製ですが、ストローは英語で『straw』と書き、『麦わら』という意味。 日本でも1950年代後半まで、麦の穂を切り取った残りの麦わらが使用されていたそうですよ。 Gファミリーレストラン Sコーヒーチェーン店 どんなこと!? なんで!? Mハンバーガー店 どうなるの!? プラごみ 2 なぜ!?プラ製ストローの規制

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