新しいブック
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かつては街と言えばコンクリートのビルがたくさん並び、木や花といった自然は少なかったように思います。でも今では建物が多い街中でも、緑を見ることが多くなりましたね。今回は街の緑について、いろいろ見てみましょう! オフィスビルや公共施設の中には、窓際に植木鉢を置くスペースがつくられていたり、建物の壁や周りを草木で覆ったりと、緑をできるだけ多く取り込むよう工夫されています。緑が視界に入ってくると、疲れた時やイライラした時、気持ちが和らぎませんか? 緑を増やすのは自然環境をよくするだけでなく、人々の癒しのためでもあるんでしょうね。 ビルの片隅に、葉っぱや木の幹で囲われた場所がありました。何だろうと思ったら、自転車置き場でした。こうやって周りを緑で覆うと、無機質な場所が直接視界に入ってこず、まず草木のやわらかい緑を感じることができて、見る人も使う人も気持ちがいいですね。 エコへの取り組みが広まっている現在、近年建てられたビルの多くが、環境に配慮したものになっています。自然に触れる機会が増えるのは普段の暮らしのみならず、ビジネス活動においても大切なことだと思います。都会の緑が増えて持続するよう、みんなで協力していきたいですね。 ビルの一角に緑が設けられているところもあります。ビル横の半地下の斜面を利用していろいろな種類の草木が生い茂っていて、鳥や虫も見ることができます。このあたりで、もともとどんな草木が生えていたのかを調べ、別の場所で数年間かけて育成し、移植して森ができあがったとのことです。手間ひまかけたプロジェクトが実現できたのはすばらしいですね。 半地下の斜面を利用した緑の空間 緑がそばにある図書館 草木に覆われた自転車置き場 3 街の緑いろいろ エコに恋して

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