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レジ袋とは ポリエチレンというプラスチック素材から作られ、原料は石油で、日本では輸入することしかできない限られた大切な資源です。 レジ袋の原料であるプラスチックは分解されにくく、自然界にいつまでも残ってしまいます。 投棄された大量のレジ袋などのプラスチスック製品が海に漂い、環境問題になっています。 動物がのみ込んで命を落とすこともあり、自然界へも影響がでています。 実際に打ち上げられたクジラのお腹の中からは、レジ袋を含む大量のプラスチックがでてきました。 日本では1970年頃から利用される様になったレジ袋。なかった時代は紙袋、布製の袋、風呂敷、かごなど、今でいう「エコバック」を利用していました。 レジ袋の有料化は、規制することでごみを減らし環境問題を改善させるねらいがあるのですね。 便利なレジ袋を利用しなくなるのは、急にはとまどうこともあるかもしれません。 ですが、無理をしないエコから始めてみませんか? レジ袋=使い捨てではない、限られた資源だと意識し、不要なレジ袋は断ってみませんか。そしてごみになったレジ袋のその後の行方を想像してみませんか。一人一人が身近なこの問題に今向き合う必要性が出てきています。その心掛けでごみを減らし環境問題の改善へ繋がることでしょう。 約305億枚に!消費される石油量使用後のレジ袋はほとんどがごみとなります。家庭内から発生するプラスチックごみの15%がレジ袋です。 ごみの排出量を削減することができます。大量にごみを燃やすことによるCO2の削減にもなります。 参考文献:「ゴミを減らすために」服部美佐子著 さ・え・ら書房 「リサイクルと環境のねだん」藤田千枝編 新美景子・鈴木有子著 大月書店 買い物客へ無料配布していたレジ袋を有料化する店舗が最近増えています。 吹田市もレジ袋の無料配布中止協定を北摂地域のスーパー9社と結び、今年の6月より実施されています。買い物客にとってはとても便利なこのレジ袋。有料化が進むのはなぜなのでしょうか。 日本国民1人当たりの年間使用枚数は約300枚。日本国民全体だとは約60万kL で、2Lペットボトルに換算すると約30億本にもなります。 有料化はもちろん、レジ袋を含むプラスチック製品を規制している国が多くあります。まさに今、各国が環境のためにこの問題に取り組んでいるところです。 原料は石油 使用状況 他の国では 削減されれば 使用後は 6 ごみになったレジ袋が与える環境問題 レジ袋は・・・ なかった時代は レジ袋をごみにしないために

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